嘘日記。

おおむね嘘を書いている。

2022-01-01から1年間の記事一覧

10/7

時間感覚が伸びたり縮んだりする。 さっきから1秒しか経っていない気もするし、永遠が挟まれていた気もする。 少なくともぼくの意識の中でぼくはまだ呼吸をしている。 感情の反芻も終えた。ぼくはただ呼吸する無となって塵の中に浮かんでいる。 と、その時そ…

10/2

宇宙に放り出されてからどれくらい経ったのか、もはや分からない。 センターと繋がれていたケーブルが切れてしまった時、腕の画面に酸素の残り時間が表示されていたはずなのだが、気付いたらerr表示のまま動かなくなっていた。酸素はぼくの背中に背負われた…

9月のメモ ジョセフミって名前ずっと覚えられない。 7部の爪もどうなのって思ったけど、ソフト&ウェットもなんか地味で弱そう。 ストーン・フリーと豆ずくライさんの能力って近いかな。 8部に首を捻るなら、それぞれの能力どんどんしょぼくなってない?って…

5/11

② 気の置けない友人のわたしの前では大体いつも傍若無人の権化であるところのリサが、今日は珍しくションボリしている。見るからに覇気がなくため息が多い。聞いて欲しそうなので親切に聞いてあげることにした。 「どうしたの、元気ないけど」 「そうなのよ…

5/10

① リサは男によくもてるが、それが不快で仕方ないらしい。 わたしなぞ一般庶民代表の、あまり大勢に一挙に言い寄られた経験のない者からすれば、さぞ気分の良い状態なのではと思うのだが、現実に日々それを体験している彼女は断固こちらの意見を否定する。 …

5/5

そこに思想はあるのかいそこに大義はあるのかいそもそも思考したことがあるのかいそれは君自身の思考かいちゃんと考えてから、出来てから、ってうやむやに煙に巻くようなことばかり言っているうちに君の中身はひとつも完成されないまま、歳ばかりくった理屈…

4/12

イライラする。そんなときは深呼吸すればいいんだよ。イライラする。イライラしているときって、深呼吸すればいいって思い出せない。

4/8

リスペクトを感じない相手に対しては結局表面上取り繕っていてもリスペクトのない振る舞いしかできないので。いつか何かのきっかけでそれはお互いに気付くので。ヒビが入るのは防ぎようのないことで。ただそれがいつになるか、というのだけ。 ではそんな相手…

3/30

夢が足りない。ばくばくばく。最近は現実ばかり食べているから、夢が足りない。ばくばくばく。現実はしっかりした歯応えがあり、実用的で、すぐに栄養を吸収できる。ばくばくばく。現実ばかり食べていると夢の味を忘れてしまう。夢はもっとふわふわとして、…

3/16

ヤバい思想の人にヤバさ全開で襲いかかってこられると瘴気に当てられてたいへん疲弊してしまう。他者に対して過剰に攻撃的になる歪み。自分であまりに固く固く結んでしまってもうほどきようのない過去の結び目。他人は静かに去って合掌するしか出来ない。

3/14

怒りはエネルギーになる。怒りはエネルギーになるのに、もう何年も怒りを覚えていない。怒りを忘れてしまったよ。心のエネルギーが枯渇してしまった。乾いた荒野のように、心の温度が上がらない。

3/4

「レーニンはベートーヴェンの『激情ソナタ』を批判した。"これを聴くと、革命が達成できない"」

2/12

電車に乗ろうとしたら、殺人犯が降りてきた。顔を見ただけで分かったよ。

1/29

(混乱による強制的な静かさの中の、奇妙な幸福。)

1/25

嘘つきって言われると、傷つく。

1/16

覚醒の日は選べない。積み上げていくしかないんだよ。

1/13

思想が強い、って言われたんですけど、これって悪口ですかね。

1/8

半人前だから緊張すると足に力が入らなくなるんだよ。下半身を鍛えなきゃいけない。四股を踏むんだ。

1/7

エネルギーはストーリーに宿るのではない。

1/4

嘘を練り上げるにも労力が要る。わたしはほとんど記憶のない女。